地に足をつける
まだ若いうちはとくに、自由に世界を飛び回るのが射手座にとってはなによりも楽しいことに感じられるでしょう。
少しくらい生活が苦しくてもそのこと自体を楽しもうとしますし、何よりもお金では買えない宝物を獲得しようとするからです。
しかし本当の豊かさを手に入れたいと願うなら、そのような生活の中にあっても、地に足を付けて行くことを考えていったほうがよいでしょう。
定住しなければならないということではなく、今後の活動もしくは生活の「軸」をどこに置いて生活するのが一番幸せなのかを考える必要があるということです。
一か所に落ち着くのが無理だと感じるならせめて拠点となる場所を決めましょう。
いつまでも根なし草のままでは遅かれ早かれエネルギーが切れてしまう可能性があります。
自由でいられることに感謝
どんな富を得るよりも自由でいたいと願う射手座は、気の向くまま風の向くままの状態を楽しみます。
身体的・精神的さらに経済的な自由をも得ることができたなら射手座にとって最高の喜びとなるはずです。
しかし、そのような自由が許されるのは、じつは地球上ではかなりの少数派なのかもしれません。
食べたいものを食べられず、思想や言論を規制され、自由に行動をすることも許されない人のほうが多いのが世界の現状でしょう。
射手座が豊かな生活を望むときには、理想の生活を追い求める前にいまの自由を得られている事に心から感謝することが大切なのかもしれません。
そうして純粋な感謝の気持ちを世界へ送り続けることで、本当の豊かさに気づくこともあるかもしれません。
守りぬくことの意味
物事に執着せず手放すことを恐れない射手座はいつも軽やかに人生を楽しんでいるように見えます。
つらいことがあっても気持ちを切り替えて前へと進んで行こうとする姿は、苦しみなどなくさらりと乗り越えていくかのようです。
しかし、もし心からの幸福感や豊かさを実感しようとするならば、手放すだけではなく守り抜くことの意味も考える必要があるかもしれません。
愛する人や家族を守るだけでなく、とりたてて思い入れのない人間関係やごく普通の人々まで含めて、退屈でつまらない日常生活を守ろうと必死で生きている人達についても思いを巡らせてみましょう。
意識を遠くへ飛ばすだけでなく、現実社会の人間の営みの中に、豊かな生活のヒントが隠されていることもありえます。